総社市議選2025の結果と新たなスタート
2025年9月21日、総社市議会議員選挙が投開票され、新たな22人の市議が決定しました。この選挙は、2005年の旧総社市、清音村、山手村の合併による「新総社市」誕生から20年の節目を迎える重要な選挙として注目を集めていました。
今回の選挙では25人(現職20人、新人5人)が立候補し、定数22に対して激戦が展開されました。結果として現職17人、新人5人が当選を果たし、党派別では立憲民主1人、国民民主1人、公明2人、共産1人、無所属17人という構成となりました。
投票率は44.46%(男43.29%、女45.55%)と前回を0.67ポイント下回り、過去最低を記録したことも特筆すべき点です。有権者数は55,728人(男26,895人、女28,833人)でした。

木村より:総社市の選挙結果を見ていると、地域の政治への関心の変化を感じますね。投票率の低下は全国的な傾向とはいえ、地域の将来を左右する重要な選挙だけに、もう少し関心を持ってもらいたいところです。でも新人5人の当選は、新しい風を期待する市民の意識の表れでもあるでしょう。
当選者の顔触れと得票状況
| 結果 | 獲得票 | 氏名 | 所属 | 区分 |
| 当選 | 1609 | 萱野 哲也 | 無所属 | 現役 |
| 当選 | 1528 | 竹下 加奈子 | 公明党 | 新 |
| 当選 | 1386 | 山名 正晃 | 無所属 | 現役 |
| 当選 | 1343 | 村木 理英 | 無所属 | 現役 |
| 当選 | 1339 | 三宅 啓介 | 無所属 | 現役 |
| 当選 | 1294 | 川鰭 仁宣 | 無所属 | 新 |
| 当選 | 1228 | 山田 雅徳 | 国民民主党 | 現役 |
| 当選 | 1121 | 小野 耕作 | 無所属 | 現役 |
| 当選 | 1121 | 剣持 堅吾 | 無所属 | 現役 |
| 当選 | 1096 | 溝手 宣良 | 無所属 | 現役 |
| 当選 | 1033 | 岡崎 亨一 | 公明党 | 現役 |
| 当選 | 1007 | 三上 周治 | 無所属 | 現役 |
| 当選 | 1005 | 荒木 将之介 | 無所属 | 現役 |
| 当選 | 938 | 加藤 保博 | 無所属 | 現役 |
| 当選 | 897 | 高谷 幸男 | 無所属 | 現役 |
| 当選 | 816 | 林 恭一郎 | 無所属 | 新 |
| 当選 | 813 | 津神 謙太郎 | 無所属 | 現役 |
| 当選 | 789 | 大月 真一 | 無所属 | 新 |
| 当選 | 780 | 深見 昌宏 | 無所属 | 現役 |
| 当選 | 760 | 太田 善介 | 無所属 | 現役 |
| 当選 | 721 | 小西 利一 | 立憲民主党 | 現役 |
| 当選 | 640 | 柴田 敏 | 共産党 | 新 |
| 落選 | 557 | 小川 進一 | 無所属 | 現役 |
| 落選 | 499 | 森安 健一 | 無所属 | 現役 |
| 落選 | 201 | 仁熊 進 | 無所属 | 現役 |
今回の選挙では、萱野哲也氏がトップ当選を果たしました。1609票を獲得し、2位の竹下加奈子氏(1528票)を約80票上回る結果となりました。
注目すべきは、新人候補の健闘ぶりです。公明党新人の竹下加奈子氏が2位に入ったほか、川鰭仁宣氏(1294票・6位)、林恭一郎氏(816票・16位)、大月真一氏(789票・18位)、柴田敏氏(640票・22位)の新人5人全員が当選を果たしました。
一方で、現職議員でも落選する厳しい結果もありました。小川進一氏(557票)、森安健一氏(499票)、仁熊進氏(201票)の現職3人が議席を失うことになり、有権者の厳しい審判が下されました。
得票数の上位と下位の差は大きく、トップの萱野氏の1609票に対し、最下位当選の柴田氏は640票と約1000票の開きがありました。これは候補者の知名度や組織力、政策への共感度などが大きく影響したものと考えられます。
残念ながら落選となってしまった3名の方の公約は下記となります。

また他当選された方々の公約に下記より確認できます。
https://www.city.soja.okayama.jp/data/open/cnt/3/12463/6/2025shigikoho.pdf?20250916101042

木村より:新人候補の健闘は素晴らしいですね。特に公明党の竹下さんが2位当選というのは、組織力だけでなく政策や人柄が評価されたのでしょう。現職の落選もある中で、有権者がしっかりと候補者を見極めている証拠だと思います。
20年の節目と今後の課題
今回の選挙は、平成の大合併により誕生した「新総社市」から20年という大きな節目での選挙でした。この20年間で総社市は大きく発展を遂げてきましたが、同時に多くの課題も抱えています。
教育環境の充実については、小中学校の施設老朽化対策や、ICT教育の推進、不登校児童生徒への支援など、多岐にわたる課題があります。また、福祉分野では高齢者支援の拡充、障がい者就労支援、子育て支援の更なる充実が求められています。
地域振興の面では、商工業の活性化、観光資源の活用、交通インフラの整備などが重要な課題として挙げられます。特に人口減少が全国的な問題となる中、総社市においても定住促進策や移住支援の強化が必要とされています。
さらに、防災・減災対策も重要な課題です。近年の異常気象による自然災害リスクの高まりを受けて、防災インフラの整備や地域防災力の向上が急務となっています。

木村より:合併から20年というのは一つの区切りですが、これからの20年がより重要だと思います。人口減少や高齢化といった全国共通の課題に、総社市らしい解決策を見出していくことが新しい議会に期待されるところですね。
無所属議員の多さが示す地域政治の特徴
今回の選挙結果で特徴的なのは、22人中17人が無所属という構成です。これは地方政治における政党政治の影響力の限界と、地域の実情に根ざした政治活動への期待を表しているといえるでしょう。
無所属議員が多いということは、党派を超えた政策論議が期待できる一方で、政策の方向性がまとまりにくいという側面もあります。しかし、総社市のような基礎自治体においては、住民に最も身近な課題解決が優先されるべきであり、党派よりも政策や人物本位での判断が重視されるのは自然な流れといえます。
政党系では公明党が2議席を確保し、立憲民主、国民民主、共産がそれぞれ1議席ずつという結果になりました。これは全国政治の縮図とも言える構図ですが、地方議会では政党の枠を超えた連携も期待されます。
今後の議会運営では、これら多様な背景を持つ議員同士がどのように連携し、建設的な議論を展開していくかが注目されます。特に無所属議員が多数を占める中で、いかに効率的で実効性のある政策決定を行っていくかが課題となるでしょう。

木村より:無所属議員の多さは、地域の実情を最もよく知る人たちが選ばれているということでもあります。党派にとらわれず、純粋に総社市のためになる政策を議論してもらいたいですね。多様性があるからこそ、より良いアイデアが生まれるかもしれません。
まとめ:新たな4年間への期待と展望
総社市議選2025は、合併20周年という節目の年にふさわしい新陳代謝のある結果となりました。現職17人、新人5人という構成は、経験と新鮮さのバランスが取れた議会運営を期待させるものです。
投票率の低下は残念ですが、これは政治への無関心というよりも、むしろ安定した市政運営への信頼の表れとも解釈できます。総社市は「奇跡のまち」と呼ばれるほどの発展を遂げており、市民の多くがその成果を評価していることの証左かもしれません。
新しい議会に期待されるのは、これまでの成果を踏まえつつ、次の20年を見据えた長期的なビジョンの策定です。人口減少社会への対応、デジタル化の推進、持続可能なまちづくりなど、時代の変化に対応した政策立案が求められます。
また、市民との対話を重視し、より開かれた議会運営を通じて、市民参加を促進することも重要な課題です。SNSやオンライン配信なども活用しながら、市民にとって身近で理解しやすい議会を目指してほしいものです。

木村より:新しい議会のメンバーが決まって、これから4年間の総社市の方向性が決まっていくわけですね。私も総社市に事務所を構える身として、新議員の皆さんには大いに期待しています。特に若い新人議員の方々には、従来の枠にとらわれない斬新なアイデアで、総社市をさらに魅力的なまちにしてもらいたい。そして「奇跡のまち」の次のステージを、みんなで作っていければいいですね!



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