日本テレビ「笑ってコラえて!」が岡山の吹奏楽強豪校に密着
2025年11月8日に放送された日本テレビの人気番組「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」の「日本列島 吹奏楽の旅2025 完結編」で、岡山県にある明誠学院高校吹奏楽部が取り上げられました。
全国出場14回を誇る超強豪校でありながら、全国大会で金賞を獲得したのは2002年のわずか1度だけ。それ以外はほとんどが銀賞という、いわゆる「シルバーコレクター」状態が23年間も続いてきました。2025年、この長い銀賞の連続を断ち切るべく、部員55人が「革命」をスローガンに掲げ、23年ぶりの全国金賞を目指す姿が密着されました。
木村: 岡山の高校が全国放送で取り上げられるのは本当に嬉しいですね。しかも、ただの強豪校紹介じゃなく、「シルバーコレクター」からの脱却という具体的なドラマがあるところが素晴らしい。努力を続ける高校生の姿は、私たち大人が地域で事業を続けていく上でも励みになります。
明誠学院高校吹奏楽部の挑戦:木管楽器の響きと「美爆音」を目指して
番組では、明誠学院高校が全国大会に向けて取り組んできた課題が詳しく紹介されました。顧問の先生が何度も檄を飛ばしていたのが、木管楽器クラリネットパートの響きと音色の統一です。
実は全国出場を決める大会の2か月前、クラリネットの3年生が急きょ二刀流に挑戦するというまさかの事態が発生。木管楽器パートに暗雲が立ち込めました。それでも部員たちは、先生が求める「美爆音」を鳴らすべく、日々練習に打ち込んでいきました。
2025年8月1日に行われた第66回岡山県吹奏楽コンクール高等学校B部門では最優秀賞を受賞。続く8月25日の中国地区大会でも金賞を獲得し、全国大会への推薦を勝ち取りました。演奏曲は、ベルリオーズの難曲「幻想交響曲」第5楽章「魔女の祝日の夜の夢」。クラシックの超難曲で23年ぶりの全国金賞を目指す戦略でした。
しかし本番会場での練習では、予期しない課題が次々と生じます。番組の映像では、先生の表情が急変する場面も映し出され、全国大会という最高峰の舞台に立つまでの苦悩と葛藤が伝わってきました。
2025年全日本吹奏楽コンクール:銀賞という結果と継続する挑戦
2025年10月19日、宇都宮市文化会館で行われた第73回全日本吹奏楽コンクール高等学校の部。指揮は稲生健先生が務め、部員たちはこれまでの練習の成果すべてを舞台にぶつけました。
結果は銀賞。23年ぶりの全国金賞という夢は、またもや叶いませんでした。しかし、この結果は決して失敗ではありません。全国大会出場15回、そのうち金賞1回、銀賞12回、銅賞2回という記録が示すのは、常に全国トップレベルで戦い続けてきた証です。
| 大会 | 結果 | 演奏曲 |
|---|---|---|
| 2002年 全国大会 | 金賞(唯一) | 喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション |
| 2024年 全国大会 | 銀賞 | バレエ音楽「ガイーヌ」より |
| 2025年 岡山県大会 | 最優秀賞 | 幻想交響曲 第5楽章「魔女の祝日の夜の夢」 |
| 2025年 中国地区大会 | 金賞(全国推薦) | |
| 2025年 全国大会 | 銀賞 |
実は明誠学院高校は、2025年で9大会連続で全国大会に出場しています。これは並大抵の実力では成し遂げられない記録です。2002年には全国大会三冠(全日本吹奏楽コンクール金賞、全日本マーチングコンテスト金賞、全日本アンサンブルコンテスト金賞)を達成した輝かしい歴史もあります。
木村: 「シルバーコレクター」という言葉だけ聞くと否定的に聞こえますが、実は全国レベルで常に銀賞を取り続けるということは、極めて高い実力の証明なんですよね。金賞との差はわずかなところにあるのかもしれません。
岡山県から全国へ:地域を代表する文化の担い手として
明誠学院高校は岡山市北区に位置し、学校法人明誠学院が運営する私立高校です。吹奏楽部以外にも様々な部活動が活発で、地域の文化・スポーツの中心的な存在となっています。
岡山県は、倉敷市の倉敷市立琴浦中学校や岡山学芸館高等学校など、吹奏楽の強豪校が集まる地域として知られています。県内での競争も激しく、その中で毎年のように全国大会に駒を進める明誠学院高校の実力は、まさに岡山県を代表するレベルと言えるでしょう。
今回の番組放送により、明誠学院高校の名前は全国に知れ渡りました。2025年11月30日には、岡山芸術創造劇場ハレノワ大劇場で第25回定期演奏会が開催される予定です。全国大会での悔しさをバネに、さらに進化した演奏を披露してくれることでしょう。
岡山県といえば、晴れの国として知られ、桃太郎伝説や後楽園、倉敷美観地区など観光資源も豊富です。また、総社市には備中国分寺の五重塔や鬼ノ城など歴史的な名所も多く、文化的な土壌が豊かな地域です。こうした環境の中で育まれる若者たちの情熱が、吹奏楽という形で全国に発信されているのです。
番組の反響と高校生たちへの応援:渡辺謙、芳根京子も涙
今回の「笑ってコラえて!」では、所ジョージさんと佐藤栞里さんがMCを務め、スタジオゲストには渡辺謙さん、芳根京子さん、松丸亮吾さん、長原幸太さんが出演しました。
特に元吹奏楽部だという渡辺謙さんと芳根京子さんは、高校生たちの真摯な姿に涙を流す場面もあったといいます。渡辺謙さんは番組で「『吹奏楽の旅』が好き」と公言しており、今回の放送も大興奮で見守っていたそうです。
番組では、明誠学院高校以外にも、北海道・旭川明成高校(創部以来初の全国出場を目指す)と秋田県・ノースアジア大学明桜高校(3度目の正直で初の全国金賞を目指す)の2校も密着されました。スタジオではいずれかの高校が生演奏を披露し、会場を感動で包んだとのことです。
高校生たちの青春の汗と涙、そして笑いが詰まった「吹奏楽の旅」は、見る人すべてに勇気と感動を与えてくれます。SNSでも#笑ってコラえて、#吹奏楽の旅というハッシュタグでたくさんの反響が寄せられ、「感動した」「応援したくなった」「来年も頑張ってほしい」といった声が多数上がっています。
まとめ:継続する挑戦こそが本当の強さ
2025年、明誠学院高校吹奏楽部は23年ぶりの全国金賞という目標に届きませんでした。しかし、木管楽器の響きを追求し続けた姿勢、そして何より諦めずに全国の舞台に立ち続けてきた継続力こそが、この学校の本当の強さです。
指導者、生徒、保護者、そして地域全体のサポートがあってこそ実現できる偉業です。岡山県という地域から、毎年のように全国トップレベルの演奏を発信し続けていることは、地域の文化レベルの高さを示すものでもあります。
「シルバーコレクター」という言葉は、見方を変えれば「常に全国準トップレベルで戦い続けている証」です。金賞と銀賞の差は、ほんのわずかな表現力や完成度の違いかもしれません。だからこそ、来年、再来年と挑戦を続けていけば、必ずその壁を越える日が来るはずです。
木村: ビジネスでも同じですが、大切なのは「継続」と「挑戦し続ける姿勢」だと思います。明誠学院高校の生徒たちは、23年間という長い時間をかけて、毎年新しいメンバーで全国に挑み続けています。この姿勢こそが、岡山・倉敷・総社という地域全体に勇気を与えてくれるんです。私たちも地域で事業を続ける者として、彼らの挑戦から学ぶべきことが多くあります。来年こそ、金色の輝きを手にする姿を見たいですね。地域一丸となって応援していきましょう!
ポイントまとめ:
✓ 2002年以来23年ぶりの全国金賞を目指すも2025年は銀賞
✓ 「シルバーコレクター」=常に全国準トップレベルで戦い続ける証
✓ 継続する挑戦こそが岡山県の文化レベルの高さを示している
✓ 11月30日に岡山芸術創造劇場ハレノワで定期演奏会開催予定



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