ボートレース児島が生まれ変わる──瀬戸内を一望する新ランドマークへ
2025年12月17日、ボートレース児島のスタンド棟がプレオープンを迎えます。瀬戸内海に面した立地を活かし、ガラス張りの開放的な空間へと全面リニューアル。これまでの「ギャンブル施設」というイメージを超え、海を眺めながら美味しい食事を楽しめる倉敷の新たなランドマークとして注目を集めています。
今回のリニューアルで最も話題となっているのが、フードコートの刷新です。倉敷市民のソウルフードとして知られる「ぶっかけふるいち」のボートレース場内出店をはじめ、オシャレな洋食店やカフェなど多彩なテナントが集結。レースをしない人でも足を運ぶ価値のある施設へと進化を遂げます。
同日からは「スタンド棟プレオープン記念 第41回倉敷市長杯」も開催され、新しい施設でのレース観戦が楽しめます。施設全体の「グランドオープン」は2027年度を予定しており、今回は第一弾としてのプレオープンという位置付けです。
木村:倉敷のランドマークとしてのポテンシャルは抜群ですね。瀬戸内海を一望できる立地は、岡山エリアでも希少価値が高い。ボートレースに興味がなくても、ドライブやデートの目的地として選ばれる施設になれば、地域経済にも大きなプラスになります。フードコートの充実度次第では、週末のファミリー層の定番スポットになる可能性も十分あると思います。
【注目】フードコート完全ガイド──「ふるいち」参戦で話題沸騰
リニューアルの目玉とも言えるのが、フードコートのテナントラインナップです。求人情報や公式発表をもとに判明している店舗を詳しくご紹介します。
出店テナント一覧
| ジャンル | 店舗名 | 特徴 |
|---|---|---|
| うどん | ぶっかけふるいち | 倉敷市民のソウルフード。コシの強い麺と特製だしが自慢。ボートレース場内への初進出で、レースをしない客層の集客も期待される。 |
| 洋食 | 美味しい洋食屋 いち | 2025年11月の求人で「可愛くてオシャレな外観」と紹介。ハンバーグ定食やチキン南蛮定食など、女性や家族連れにも好まれるメニュー構成。 |
| ラーメン | 店名調査中 | 公式YouTube等でラーメン・つけ麺の提供が言及されている。詳細は今後の発表待ち。 |
| カフェ | KOJI CAFE | レースの合間の休憩スポットとして重要な役割。リニューアルまたは新設されるカフェ業態。 |
| 食堂 | 食堂 クスモト | 昔ながらの「ボートレースめし」を提供。常連客からの支持が厚い。 |
「ぶっかけふるいち」参戦の意味
中でも特筆すべきは「ぶっかけふるいち」の出店です。倉敷市民なら誰もが知るうどんの名店が、ボートレース場という異色の場所に進出することで、これまでボートレースに縁のなかった層──主婦、ファミリー、観光客──を取り込む可能性が広がります。
「わざわざ食べに行く理由」が生まれることで、ランチタイムだけの利用客や観光ルートの一部としての立ち寄りが増えることが予想されます。実際、タウンワークなどの求人サイトでは「ボートレース児島店」のオープニングスタッフ募集が行われており、本格的な店舗展開であることが伺えます。
洋食・カフェで幅広い客層をカバー
「美味しい洋食屋 いち」は、2025年11月に求人情報で「12月中旬オープン」として募集が出されており、ハンバーグやチキン南蛮といった定番メニューに加え、ボートレース児島限定メニューも用意される予定です。求人情報では「可愛くてオシャレな外観」と紹介されており、若い女性層やカップルでも気軽に入りやすい雰囲気が期待されます。
また、カフェ業態の「KOJI CAFE」は、レース観戦の合間にコーヒーやスイーツでひと息つける貴重なスペース。施設内での滞在時間を延ばし、リピート率向上にも貢献する業態と言えるでしょう。
瀬戸内海を一望──施設リニューアルの見どころ
食事だけでなく、施設そのものの進化もリニューアルの大きなポイントです。
オーシャンビューの開放感
ボートレース児島は瀬戸内海に面した絶好のロケーションにあります。今回のリニューアルではガラス面を大きく取った設計により、海を眺めながら食事や観戦ができる「絶景スポット」へと変貌。明るく清潔感のある空間は、従来のボートレース場のイメージを一新します。
瀬戸内海国立公園にも指定されるこの海域の景観は、四季折々の表情を見せます。天気の良い日には対岸の島々まで見渡せ、夕暮れ時には海に沈む夕日を楽しむこともできます。「ギャンブル施設」から「景観を楽しむ観光スポット」へという転換は、倉敷の新たな観光資源となるポテンシャルを秘めています。
指定席・投票環境の快適化
有料指定席も全面刷新され、グループ席やペアシートなど、用途に応じた多彩な座席タイプが用意されています。近年のボートレース場では、キャッシュレス投票機(K Smart Card)の導入が進んでおり、スマートフォンとの連携によって、初心者でも直感的に投票できる環境が整いつつあります。
デートやグループでの遊びの場としても使いやすくなることで、20〜30代の若年層や女性客の来場増加が見込まれます。
キッズ・ファミリー対応の充実
既存の「ガァ〜コランド」に加え、スタンド内もファミリー層に配慮した設計となっています。トイレの清潔さやキッズスペースの充実は、近年のボートレース場リニューアルのトレンドです。子ども連れでも安心して過ごせる環境が整うことで、週末の家族レジャーの選択肢として定着する可能性があります。
木村:ファミリー層の取り込みは、地域施設の持続可能性を高める上で非常に重要です。子どもが楽しめる環境があれば、親世代がリピーターになる確率が高まります。倉敷エリアには観光地が多いですが、天候に左右されにくい屋内型のレジャー施設は意外と選択肢が少ない。ボートレース児島がその役割を担えれば、地域全体の魅力向上にもつながりますね。
倉敷・総社エリアとの連携可能性──地域経済への波及効果
ボートレース児島のリニューアルは、単独施設の進化に留まらず、倉敷・総社エリア全体への波及効果も期待されます。
倉敷美観地区との周遊ルート形成
倉敷といえば、白壁の町並みが美しい倉敷美観地区が国内外から観光客を集めています。ボートレース児島は美観地区から車で約20分の距離にあり、「午前は美観地区散策、午後はボートレース児島でランチ&レース観戦」といった周遊プランが現実的になります。
特に、ふるいちのような地元の人気店が入ることで、「倉敷グルメツアー」の一環としての訴求力が高まります。観光客にとっては、名物うどんを食べながら瀬戸内海を眺められるという、ここでしか得られない体験価値が生まれます。
総社市からのアクセスと連携の可能性
総社市からボートレース児島までは車で約30分。国道180号から県道を経由するルートは、地元住民にとっても馴染みのあるドライブコースです。総社市には備中国分寺や鬼ノ城といった歴史的観光資源がありますが、飲食やエンターテインメントの選択肢という点では課題もあります。
ボートレース児島が「食事と景観を楽しめる施設」として認知されることで、総社市民の週末の外食先や家族レジャーの選択肢として定着する可能性があります。逆に、総社市の観光客がボートレース児島へ立ち寄るルートも想定でき、両市の観光連携という視点でも注目に値します。
地域雇用への貢献
今回のリニューアルに伴い、フードコート各店舗ではオープニングスタッフの募集が積極的に行われています。求人情報によれば、アルバイト・パートを中心に、地元住民の雇用機会が創出されています。地域経済にとって、安定した雇用の場が増えることは大きなプラスです。
まとめ──「行く理由」が生まれた新ボートレース児島
2025年12月17日にプレオープンするボートレース児島のスタンド棟は、「ギャンブル施設」から「地域の複合レジャー施設」へという明確な方向転換を示しています。
その象徴が、ぶっかけふるいちをはじめとする充実のフードコートです。地元の名店が揃うことで、レースに興味がない人でも足を運ぶ理由が生まれました。瀬戸内海を一望できる開放的な空間、ファミリーにも優しい設備、そして倉敷美観地区や総社市との地理的な近さ──これらすべてが、倉敷エリアの新たなランドマークとしての可能性を高めています。
12月17日から始まる「第41回倉敷市長杯」を皮切りに、新しいボートレース児島の魅力を多くの人に体験してもらう機会が訪れます。まずはランチ目当てで訪れてみる、海を眺めながらカフェでひと息つく、そんな気軽な利用から始めてみてはいかがでしょうか。2027年度のグランドオープンに向け、今後もさらなる進化が期待されます。
木村:このリニューアルの本質は、「誰のための施設か」を見直したことにあります。従来のコアなファンだけでなく、家族連れ、女性客、観光客といった新しい客層に門戸を開く。それが結果的に地域全体の活性化につながる好例だと思います。倉敷・総社エリアで事業を展開する立場として、こうした施設の進化は心強いですね。地域資源を活かしながら、時代に合わせて変化していく──その姿勢こそが、持続可能な地域づくりの鍵だと感じます。ぜひ多くの方に足を運んでいただき、新しいボートレース児島の魅力を体感してほしいですね。



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