歴史の宿場町・矢掛町に、アウトドアの巨人「モンベル」がやってくる
岡山県小田郡矢掛町に、アウトドア用品大手モンベル(mont-bell)の直営店「モンベル矢掛店(仮称)」が、2026年4月28日オープン予定とアナウンスされています。
出店場所は現在建設中の複合アウトドア拠点「アウトドアヴィレッジやかげ」内。単なるショップの出店にとどまらず、キャンプ場や水辺のアクティビティ施設も併設される大型プロジェクトです。
矢掛町は倉敷や総社からも車で30〜40分圏内。岡山エリア在住者にとって、週末の新たなアウトドア拠点として注目度が急上昇しています。
「アウトドアヴィレッジやかげ」ってどんな施設?
モンベル矢掛店の出店は、矢掛町が推進する「矢掛町小田川(嵐山)かわまちづくり計画」の一環として整備される施設「アウトドアヴィレッジやかげ(正式名称:ビジターセンターやかげ)」の中に位置づけられています。
大規模小売店舗立地法の届出によると、店舗面積は1,299㎡、駐車場80台・駐輪場15台を確保。運営はモンベルグループの株式会社ベルカディアとJA晴れの国岡山(晴れの国岡山農業協同組合)が担います。アウトドア用品の販売に加え、地元の農産物・加工品の販売も予定されており、地域密着型の施設として設計されています。
さらに注目なのがオートキャンプ場の併設です。小田川の河川敷を活用したカヤック・SUP・サイクリングなど水辺のアクティビティ拠点としても機能する計画で、「買う」だけでなく「遊ぶ」「泊まる」がセットになった複合型のアウトドア施設になる見通しです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | アウトドアヴィレッジやかげ(ビジターセンターやかげ) |
| 主要テナント | モンベル矢掛店(仮称) |
| オープン予定 | 2026年4月28日 |
| 所在地 | 岡山県小田郡矢掛町里山田952-14ほか |
| 店舗面積 | 1,299㎡ |
| 駐車場 | 80台 |
| 運営 | 株式会社ベルカディア(モンベルグループ)、JA晴れの国岡山 |
| 併設施設 | オートキャンプ場、親水広場など |
| アクセス | 山陽自動車道 鴨方ICから車で約15分 / 笠岡ICから約20分 |
| 営業時間(仮) | 9:30〜19:00 |
場所は道の駅「山陽道やかげ宿」の弦橋を渡った向かい側。現在工事が進められており、2026年春のオープンに向けて着々と準備が進んでいます。
中国地方4店舗目、しかも最大級——モンベルの自治体連携モデルとは
今回の矢掛店は、モンベルが自治体と連携して展開する直営店モデルの中国地方4店舗目にあたります。矢掛町が施設(延べ約1,000㎡)を建設し、モンベルが運営を担うという形式で、中国地方の自治体連携型モンベル直営店としては最大級の規模になる見込みです。
| 店舗 | 所在地 | 備考 |
|---|---|---|
| モンベル大山店 | 鳥取県大山町 | 大山エリアのアウトドア拠点 |
| モンベル坂店 | 広島県坂町 | 瀬戸内エリアの拠点 |
| モンベル鏡野店 | 岡山県鏡野町 | 2025年5月2日オープン |
| モンベル矢掛店 | 岡山県矢掛町 | 2026年春オープン予定・中国地方最大級 |
矢掛町の山岡敦町長は「経済面だけでなく地域活性化にも非常に大きな効果がある」と語り、モンベルの辰野勇会長も「本物のアウトドアを楽しめる場所にしたい」と意気込みを示しています。単に「有名ブランドが来た」で終わらず、地域経済・観光・移住促進にまで波及効果が期待されるプロジェクトです。

木村:
モンベルの自治体連携モデルって、ただ店が来るだけじゃなくて、アウトドアを軸にした「まちのあり方」ごと変えていくのが面白いんですよね。矢掛町がキャンプ場や川のアクティビティまで整備するなら、岡山の週末の過ごし方そのものが変わってくるんじゃないかと思っています。
矢掛町、実はとんでもなく面白いまちだった
モンベルの出店で一気に注目度が上がった矢掛町ですが、もともと非常にユニークなまちです。
矢掛町は江戸時代に旧山陽道の宿場町「矢掛宿」として栄えた歴史があります。日本で唯一、本陣と脇本陣が当時の姿で現存する貴重な宿場町であり、国の重要文化財に指定されています。
さらに2018年には、古民家を再生した宿泊施設「矢掛屋 INN & SUITES」がアジア初の「アルベルゴ・ディフーゾ(分散型ホテル)」に認定。同時に矢掛町自体も世界初の「アルベルゴ・ディフーゾ・タウン」に認定されました。これは町全体をまるごとホテルに見立て、宿泊・食事・買い物を商店街や民家に分散させることで地域全体が潤う仕組みで、国内外から注目を集めています。
2021年3月には、岡山県出身の工業デザイナー・水戸岡鋭治氏が全面監修した「道の駅 山陽道やかげ宿」もオープン。施設内に物販・飲食をあえて置かず、隣接する商店街で楽しんでもらう「矢掛まるごと道の駅」というコンセプトは、道の駅の常識を覆すものとして話題になりました。
歴史・文化・デザイン・食——そこにアウトドアが加わることで、矢掛町は岡山エリアにおいて唯一無二の存在感を持つまちになりつつあります。
まとめ:岡山・倉敷・総社エリアに新たなアウトドア拠点が誕生する
2026年4月28日にオープン予定のモンベル矢掛店(アウトドアヴィレッジやかげ内)は、単なるショップの出店ではありません。オートキャンプ場・カヤック・SUP・サイクリングといった体験施設、そして地元農産物の販売まで含めたアウトドア複合拠点の誕生です。
歴史的な宿場町としての矢掛町の個性に、アウトドアという新たなコンテンツが掛け合わさることで、日帰り・宿泊どちらでも楽しめる岡山の週末スポットとして定着していくことが期待されます。
倉敷・総社方面からも車で30〜40分という距離感も、普段使いしやすいポイント。ファミリーから山岳・川遊び好きのソロまで、幅広い層が足を運ぶ場所になるはずです。

木村:
倉敷・総社からサクッと行けて、買い物もキャンプも川遊びも完結できる——こういう拠点って岡山エリアにまだ少なかったんですよね。矢掛町はもともと「まちごとホテル」という面白い取り組みをしている場所。そこにモンベルが加わることで、「泊まって、遊んで、買って」が一度に叶う岡山の新定番になりそうな予感がしています。オープンが近づいたら現地にも行ってみたいと思っています。
※記事の情報はオープン前のものであり、今後変更になる可能性があります。最新情報はモンベル公式サイト等でご確認ください。



記事へのフィードバック