万博で満席を記録した岡山発ミュージカルが、地元に凱旋する
2025年8月、大阪・関西万博EXPOホール「シャインハット」で上演された岡山子ども未来ミュージカル「ハロルド!」第7回公演は、2日間・全3公演で延べ3,000人以上を動員し、全公演満席という結果を残しました。国際的な舞台で国内外から高い評価を受けたこの作品が、いよいよ地元・岡山に凱旋します。
主催の日本カバヤ・オハヨーホールディングス株式会社およびライフデザイン・カバヤ株式会社(いずれも本社:岡山市北区)は、第8回 岡山子ども未来ミュージカル「ハロルド!」を2026年9月22日(火・祝)・23日(水・祝)、おかやま未来ホールにて開催することを発表しました。あわせて、第8期生となる子ども出演者・スタッフの募集を2026年3月16日(月)より開始しています。
再演を望む声に応えた今回の岡山公演。万博という世界的な場で磨かれた舞台が、岡山から再び世界へ発信される機会となります。


「ハロルド!」とは何か――2018年から続く岡山発の人物育成プロジェクト
「ハロルド!」は、「人物育成こそ地域貢献」という理念のもと、2017年にプロジェクトを発足。2018年3月の初演から数え、今回が第8回となります。
作品のあらすじは、豊かな自然と命の巡りとの出逢い、人型ロボットAIとのふれあいを通じて、様々な発見を重ねていく子どもたちの成長物語。AIというテーマを内包しながらも、実際に子どもたちがアナログな舞台づくりを経験することで、デジタル時代だからこそ価値ある何かを学べる構造になっています。
岡山県内在住の子どもたちが約2か月間、プロの俳優・スタッフとともに舞台を作り上げるこの取り組み。主催側が重視するのは、完成度の高いパフォーマンスだけではありません。
- 仲間とのつながり
- 表現することの大切さ
- 物事をやり遂げる達成感
これらを子どもたちが体感できる場を作ることを、主催側は「日本の未来を担う人を育てること」と同義に捉えています。岡山県内の行政機関・パートナー企業・メディア・地域の方々の協力のもと、地元岡山が誇れる文化として本ミュージカルを育てていく姿勢が一貫しています。

木村:
「万博で満席を記録した舞台が岡山に帰ってくるというのは、単なる凱旋公演以上の意味がある。子どもたちが約2か月間、プロと本気で向き合って仕上げた作品が世界で評価された事実は、岡山に住む大人にとっても励みになるはずです。地域の子どもの可能性をこうした形で育てようとしている取り組みは、もっと広く知られていいと思います。」
第8回公演・オーディション概要――応募は2026年5月10日まで
■公演概要
| 演目 | ハロルド! |
|---|---|
| あらすじ | 豊かな自然と命の巡りとの出逢い、人型ロボットAIとのふれあいによって、様々な発見を重ねていく子どもたちの成長物語 |
| 日程 | 2026年9月22日(火・祝)・9月23日(水・祝) |
| 会場 | おかやま未来ホール(イオンモール岡山5階) |
| 主催 | 日本カバヤ・オハヨーホールディングス株式会社 / ライフデザイン・カバヤ株式会社 |
| 共催 | オハヨー乳業株式会社 |
| 後援 | 岡山県/岡山市/倉敷市/津山市/総社市/真庭市/備前市/勝央町/西粟倉村/岡山県教育委員会/岡山市教育委員会/倉敷市教育委員会/津山市教育委員会/総社市教育委員会/真庭市教育委員会/備前市教育委員会/勝央町教育委員会/西粟倉村教育委員会/一般社団法人岡山県国際交流協会 |
| 協力 | 生活協同組合おかやまコープ |
| 企画制作 | オンステージ・ミキ |
| 公式サイト | https://okayama-kodomo.com/ |
■オーディション概要
| オーディション日程 | 2026年6月6日(土)・7日(日) |
|---|---|
| 募集内容 |
●子どもキャスト(学年はすべて2026年4月以降のもの)
●子どもスタッフ:中学1年生〜高校3年生 ●サポートボランティア:18歳以上(高校卒業以上) |
| 募集人数 | キャスト・スタッフあわせて60名程度 |
| 応募条件 |
●稽古日程(予定) ●劇場入り・本番:2026年9月20日(日)〜23日(水・祝) |
| 応募方法 | WEBフォーム:https://okayama-kodomo.com/audition/ |
| 応募期間 | 2026年3月16日(月)〜5月10日(日) |
| 結果発表 | 2026年6月22日(月)13時 公式ホームページにて発表 |
| お問い合わせ | ハロルド!オーディション事務局 TEL:0120-114-235 E-mail:challenge8@okm-harold.com |
本オーディションでは、経験・国籍は一切問いません。審査で重視されるのは「挑戦したい」という意欲のみ。何かに夢中になりたい、自分の可能性を広げたいと思っている子どもたちに向けた門戸が、2026年5月まで開かれています。
舞台を支えるクリエイティブチーム
「ハロルド!」の質を支えるのは、各分野で実績を積んだプロフェッショナルチームです。

原作 坂口理子
『おシャシャのシャン!』で第31回創作テレビドラマ大賞・最優秀賞を受賞しNHKドラマでデビュー。スタジオジブリ・高畑勲監督との共同脚本『かぐや姫の物語』をはじめ、『メアリと魔女の花』『恋は雨上がりのように』『フォルトゥナの瞳』『チェリまほTHE MOVIE』『銀河鉄道の父』『てっぺんの向こうにあなたがいる』など映画作品を多数手がける。テレビドラマでは『女子的生活』『昔話法廷』、舞台ではミュージカル『梨泰院クラス』『四月は君の嘘』、フィギュアスケーター・高橋大輔のアイスショー『氷艶2024 十字星のキセキ』(宮本亞門演出)なども担当。

演出 杉本智孝
20代よりミュージカル俳優として国内の数多くの舞台に出演。第18回世界歌謡祭’87(日本武道館)に自作曲『MIRROR』で日本代表として出場。1990年渡英し、ウエストエンドのアポロヴィクトリア劇場でアンドリュー・ロイド=ウェバー作『STARLIGHT EXPRESS』に出演、翌1991年7月に主役を務めた。帰国後は演出・振付家としても活動し、1997年にサインダンスミュージカル『オズの魔法使い』では脚本・演出・振付・作詞・作曲・出演を担当。『ハロルド!』では2022年に天童博士役で出演後、2023年より演出に転じ、2025年大阪・関西万博公演で総合演出を務めた。

音楽監督 柴田直幸
トランペット奏者・作編曲家。クラシックとジャズの双方で研鑽を積み、『ミュージカル劇団(株)ふるさときゃらばん』主催『ミュージカル体験塾』ではバンドリーダーとして編曲・主席奏者を担当。蜷川幸雄演出『欲望という名の電車』ほか4作品に出演。2025年大阪・関西万博『ハロルド!』公演で音楽監督・バンドマスターを務める。現在はアーティスト活動と並行し、社会人ビッグバンドを主宰。ホールでの定期公演やオンラインライブ、トランペットレッスン・バンド指導など後進育成にも注力。

作曲 Micina
ポップクラリネット・ソロアーティスト/作編曲家。東京音楽大学卒業。ソロアルバム5作、作曲作品集2作、ライブBlu-ray1作をリリース。演奏団体へのアンサンブル書下ろし、ミュージカル・企業への楽曲提供など作曲家としても多方面で活躍。楽曲はアジア・北米・ヨーロッパ等のコンテストやコンサートでも起用されており、ClarinetFest2026(韓国)には日本代表として招致。現在はアメリカを拠点に国内外で活動中。

振付 長谷川貴亮
山口県出身。大学在学中に舞台演劇を学び、就職後ミュージカル劇団に所属。退団後はフリーとして20年以上活動。2005年愛・地球博ではダンサーとして全期間出演。NYCBW(New York City Ballet Workout)インストラクター資格を取得。ミラノ・スカラ座(イタリア)、ウィーン国立歌劇場(オーストリア)、ウッチ歌劇場(ポーランド)、ロイヤルオペラハウスマスカット(オマーン)など世界の名だたる劇場に立つ。「舞台は裏を理解していなければ表はできない」との信念のもと、裏方と出演の双方に情熱を注ぎ、その経験を『ハロルド!』の舞台創造に生かしている。

プロデューサー 市村啓二
徳島県出身。演出家・脚本家・俳優・表現指導者。高校時代に演劇と出会い、『ミュージカル劇団(株)ふるさときゃらばん』入団。全国各地で舞台に立ち、2005年愛知万博にも出演。『ハロルド!』には第1回公演から携わり、2025年大阪・関西万博公演では演出を担当。創作劇『HandY-ハンディ-』は演劇祭で大賞を受賞。全国の市民参加型ミュージカルや人気アニメ『プリキュア』舞台版の演出など多方面で活躍。個々の長所を見極め、個性を輝かせる演出に定評があり、ワークショップや講演会にも招かれている。

プロデューサー 祖父江好美
名古屋芸術大学音楽学部卒業。2005年『愛・地球博』での市民参加型ミュージカル出演を機に、『ミュージカル劇団(株)ふるさときゃらばん』入団。俳優・演奏者として舞台に立ちながら、ワークショップ講師として幅広い世代に芸術教育を行う。退団後は「芸術を社会にひろげる」を使命とした法人を設立し、自治体からの依頼によるプロデュース公演を実施。学校や地域と連携し、地域資源や住民の個性を生かした市民参加型ミュージカルを創作。2023年には来場者2万人超の大規模イベントでステージ全体を統括。岡山子ども未来ミュージカル『ハロルド!』には第5回公演より参加。

総合プロデューサー 大内美樹
大学卒業後、『ミュージカル劇団(株)ふるさときゃらばん』に参加。日中国交正常化文化使節団として訪中、日米合作ミュージカルのアメリカツアー、国内では自治体・企業・各省庁と共に地域発オリジナルミュージカルを多数プロデュースするなど活動は国内外に渡る。神戸―鳴門ルート全通記念事業『徳島県民ミュージカル』は日本初の県民参加型ミュージカルとなった。2005年『愛・地球博』では住民参加型ロングラン公演をプロデュース。ジャパンエキスポ大賞優秀賞、日本イベント大賞最優秀企画賞等受賞多数。2016年から岡山子ども未来ミュージカル『ハロルド!』総合プロデューサーを務める。
まとめ――岡山発の挑戦が、また動き出す
2018年の初演から8年間、岡山の子どもたちとプロのクリエイターが力を合わせて作り上げてきた岡山子ども未来ミュージカル「ハロルド!」。その歩みは、大阪・関西万博という国際的な舞台で確かな評価として実を結びました。第8回となる今回の岡山公演は、その凱旋であると同時に、また新たな子どもたちが一歩を踏み出す場でもあります。
オーディションの応募締め切りは2026年5月10日(日)まで。岡山県在住または出身の小学3年生〜高校3年生の子ども、そして中学生以上の子どもスタッフ・サポートボランティアも募集中です。経験・性別・国籍は問いません。挑戦したい気持ちがあれば、それが唯一の条件です。

木村:
「後援自治体の中に総社市も名を連ねているのが、地域全体でこのミュージカルを支えていることを物語っています。岡山の子どもたちが約2か月間プロと向き合い、本番を迎える。その過程で得るものは、舞台の上だけの話ではない。学校でも家庭でも得にくい種類の経験が、ここには詰まっていると思います。興味のある子どもや保護者の方には、まず公式サイトを覗いてみることをおすすめします。」
▶ 詳細・応募はこちら:岡山子ども未来ミュージカル「ハロルド!」公式サイト
▶ オーディション応募フォーム:https://okayama-kodomo.com/audition/



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