売上の10%が地域団体へ!循環型イベントが倉敷で進化
株式会社クラビズと岡本製甲株式会社は、2026年2月21日(土)に倉敷アイビースクエアで「岡山もったいない祭り」の第4回を開催します。このイベントは、岡山県内の企業や飲食店が集結し、製造過程で生じるB品や訳あり商品を販売し、売上の10%を支援が必要な地域団体に寄付する取り組みです。
2023年2月の初回開催では約840人だった来場者数が、前回2024年12月の第3回では約4,000人にまで増加。地域に根ざしたサステナブルな活動として着実に支持を広げています。今回は新企画として「クイズラリー」や「チョークアート体験」を導入し、親子で楽しみながら社会課題について学べる場へと進化します。
木村のコメント:
「もったいない」という日本の精神を形にしたイベントですね。B品や訳あり品は品質に問題がないのに廃棄される可能性があるもの。それを手ごろな価格で提供し、さらに売上の一部を地域支援に回すという仕組みは、消費者・企業・支援団体の三方良しを実現しています。初回から約5倍の来場者増というのは、この取り組みへの共感が広がっている証拠でしょう。
31団体が集結!多彩な訳あり商品が並ぶ会場
今回の「岡山もったいない祭り」には、31の企業・団体が参加します。参加団体には、倉敷帆布、倉敷真田紐、足袋シューズLAFEETなどの地域の伝統産業から、倉敷ブルーイングカンパニー、ベトコンラーメンなどの飲食店、さらにはキッチンカー大学、NPOブース、倉敷翠松高校まで幅広いラインナップです。
会場となる倉敷アイビースクエアは、明治時代の紡績工場を改装した観光施設で、レンガ造りの歴史的建造物が特徴です。アイビー学館及び中庭広場という開放的な空間で、来場者は各ブースを巡りながら訳あり商品を探す宝探しのような体験ができます。
訳あり商品の内容は多岐にわたります。例えば、
- 倉敷帆布:裁断時に出る端材や、わずかな色ムラがある製品
- 鷹取醤油:ラベル印字ミスや賞味期限が近い商品
- 飲食店:規格外の食材を使った限定メニュー
- 製造業:傷や色ムラがあるが機能に問題ない製品
これらは通常の流通ルートには乗せにくいものの、使用には全く問題がなく、お求めやすい価格で提供されます。
初企画!親子で楽しむクイズラリー&チョークアート
第4回の目玉となるのが、ファミリー層をターゲットにした2つの新企画です。
会場を巡るクイズラリー
会場内を巡りながら、寄付先団体や社会課題にまつわるクイズに挑戦する企画です。子どもたちが楽しみながら地域の支援活動や環境問題について学べる仕掛けになっています。全問正解者には景品も用意されており、家族で協力しながらゴールを目指す過程で、自然と社会貢献の意義を理解できる設計です。
行き場をなくしたチョークを使ったアート体験
チョークアーティスト「つるり」さんを招き、10:00〜13:00の時間帯で「アップサイクル体験」を実施します。使用するのは、学校などで不要となり行き場をなくしていたスクールチョーク。再利用素材に自由に絵を描くことで、捨てられるはずだったものに新しい価値を与える体験ができます。
つるりさんはオーストラリア生まれのチョークアートを軸に、オーダー看板制作や講師活動を行うアーティスト。参加型アートを通して「描くこと・遊ぶことから生まれる人と人のつながり」を大切にしており、大人も子どもも一緒に楽しめる時間を提供します。
木村のコメント:
「もったいない」を単なるスローガンで終わらせず、実際に体験して理解できる仕掛けが素晴らしいですね。クイズラリーで知識を得て、チョークアート体験で「捨てられるもの」を自分の手で価値あるものに変える。この一連の流れが、子どもたちの心に「ものを大切にする」という価値観を自然に育むはずです。
寄付先団体とのトークショーで「見える化」する支援の輪
前回好評だった寄付先団体と主催者によるトークショーを今回も開催します。午前の部(11:00〜)と午後の部(14:30〜)の2回実施され、各回30〜40分を予定しています。
登壇するのは、寄付先となる6つの地域団体の方々と、主催企業である岡本製甲株式会社と株式会社クラビズの代表です。
寄付先となる6つの地域団体
- うえまつフリースクール:学校に通えない子どもたちの居場所づくり
- 川辺復興プロジェクトあるく:災害からの地域復興支援
- くらしき支援LABO:生活困窮者への支援活動
- 日中一時支援chill:障がいのある方への日中活動支援
- みんなのお家ハルハウス:多世代交流の場づくり
- ペアレント・サポートすてっぷ:子育て世帯への支援
トークショーでは各団体の活動内容紹介に加え、前回の寄付金が具体的にどう使われたかが報告される予定です。この「見える化」によって、来場者は自分の購入行為が確実に地域の支援につながっていることを実感できます。
透明性の高い仕組みが、このイベントへの信頼と共感を生み出し、4,000人もの来場者を集める原動力になっているといえるでしょう。
倉敷から広がる「買って支援する」文化
実行委員長を務める株式会社クラビズ代表取締役の秋葉優一氏は、次のようにコメントしています。
「2023年に始まった『岡山もったいない祭り』も、皆様のおかげで第4回を迎えることができました。今回は新企画も加わり、次世代を担う子どもたちに、楽しみながら地域課題について考えたり、物を大切にする心を感じたりしてもらえたらと思います。地元企業と関わって、地域の誰かの役に立つ。そんな温かい循環を、ぜひ会場で体験してください。街の未来は、一人ひとりの善意や行動で作られていくのだと思います。」
「岡山もったいない祭り」は、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」を体現するイベントです。製造・流通の現場で発生する「もったいない」を、消費者が手に取りやすい形で提供し、その収益の一部を地域支援に回すという循環型モデルは、持続可能な地域社会のあり方を示しています。
イベント当日は、マイ箸・マイ皿・マイバッグの持参が推奨されており(必須ではありません)、環境配慮の姿勢も徹底されています。会場の倉敷アイビースクエア(岡山県倉敷市本町7-2)は、JR倉敷駅から徒歩圏内でアクセスも良好です。
木村のコメント:
訳あり商品を扱うイベントは全国各地で増えていますが、この祭りの特徴は「買い物自体が社会貢献になる」という明確な仕組みです。消費者は特別なことをする必要はなく、普段の買い物と同じように商品を選ぶだけで地域支援に参加できる。このハードルの低さが、幅広い層の共感を集めている理由でしょう。寄付先が明確で使途も報告されるという透明性も、信頼を生む重要な要素です。
まとめ:「もったいない」を価値に変える地域の挑戦
2026年2月21日に開催される「岡山もったいない祭り」第4回は、31団体が参加し、訳あり商品の販売を通じて6つの地域支援団体に寄付を行う循環型イベントです。初回から約5倍に増えた来場者数は、地域住民の共感と支持の証といえるでしょう。
今回の注目ポイントは以下の3点です:
- 親子で楽しむクイズラリー:会場を巡りながら社会課題を学べる体験型企画
- チョークアート体験:行き場をなくしたスクールチョークを使ったアップサイクル体験
- トークショー:寄付金の使途を報告し、支援活動の「見える化」を実現
このイベントは、単なる訳あり商品の販売会ではありません。地域企業が抱える「もったいない」を可視化し、消費者の購買行動を通じて社会課題の解決につなげるプラットフォームとして機能しています。倉敷という地域から始まった小さな取り組みが、今では4,000人が集う大きなムーブメントへと成長しました。
木村のまとめ:
このイベントが示しているのは、①企業の課題を地域資源に変える視点、②消費者の行動と社会貢献を直結させる仕組み、③透明性の高い寄付システムによる信頼の構築という3つのポイントです。「もったいない」という精神を形にし、買い物という日常行為を通じて地域課題の解決に参加できる。このシンプルで力強い仕組みが、倉敷から岡山全体へ、そして全国へと広がる可能性を秘めています。2月21日、倉敷アイビースクエアで展開される「温かい循環」をぜひ体験してみてください。



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