2025年登山ランキングから見る、新しい山登りのトレンドと地域の魅力

登山アプリYAMAPが「登られた山ランキング2025」を公開 – 福山が中国エリア2位に

「地球とつながるよろこび。」を企業理念に掲げ、アウトドア事業を展開する株式会社ヤマップ(福岡市、代表取締役CEO 春山慶彦)が、登山アプリ「YAMAP」における登頂数(活動日記数)を基に集計した「登られた山ランキング2025」を発表しました。2021年から毎年公開されているこのランキングは、今回で5回目を迎えます。

2025年版のランキングでは、登山者の志向に「二極化」という明確なトレンドが浮かび上がりました。一つは、ロープウェイの利用や低山など、体力的な負担が少なく気軽に登れる「アクセスの良い山」。もう一つは、高山でありながらSNS映えする圧倒的な絶景が楽しめる「フォトジェニックな山」です。

特に注目されるのは、蔵王の「御釜」や木曽駒ヶ岳の「千畳敷カール」など、メディアやSNSで話題の絶景スポットを持つ「映え」山の躍進です。インバウンド需要の回復や、限られた時間で満足度を求める「タイパ(タイムパフォーマンス)」重視のライフスタイルにも合致している傾向が見られました。

木村

木村: 「映え」と「タイパ」がキーワードになっているのは興味深いですね。岡山でも吉備路や鷲羽山など、短時間で絶景が楽しめるスポットがたくさんあります。今回のランキングで福山(岡山県)が中国エリア2位にランクインしたことは、地元の低山文化の豊かさを再認識させてくれました。

中国エリアのランキング結果 – 福山が2位で前年比109.1%の伸び

中国エリア 登られた山ランキング2025

1位 大山(だいせん) – 鳥取 1709m
100pt・100.1%・前年1位
https://yamap.com/mountains/5060

2位 福山(ふくやま) – 岡山 302m
39.2pt・109.1%・前年2位
https://yamap.com/mountains/14849

3位 弥山(みせん) – 広島 535m
33.0pt・118.3%・前年4位
https://yamap.com/mountains/122

4位 右田ヶ岳(みぎたがだけ) – 山口 426m
32.4pt・96.5%・前年3位
https://yamap.com/mountains/123

5位 三瓶山(さんべさん) – 島根 1126m
22.5pt・106.8%・前年5位
https://yamap.com/mountains/121

中国地方最高峰であり、「伯耆富士」とも呼ばれる美しい山容の大山5年連続で1位を獲得しました。地域に根ざしたハイキング文化が特徴的で、2位には巨岩展望台が人気の岡山の福山がランクインしています。

福山は標高302mと低山ながら、前年比109.1%と着実に人気を伸ばしています。この山は地元岡山のハイキング愛好者に親しまれており、巨岩から望む展望台からの眺めが多くの登山者を魅了しています。

3位の弥山は世界遺産・宮島観光とセットで楽しめ、5位の三瓶山は季節ごとに壮大な景色が楽しめ、それぞれ人気を集めました。4位の右田ヶ岳は低山ながら岩稜帯のアルペン的な雰囲気が楽しめ、アクティブな登山者を惹きつけています。

大山・山頂からの夕焼け

大山・山頂からの夕焼け

全国的なトレンド – 「ロープウェイ×絶景」と「都市近郊の低山」が二大潮流

全国のランキングを見ると、2025年の登山トレンドには明確な二極化が見られます。

まず、甲信越エリアでは「木曽駒ヶ岳」が前年比約20%増と急伸し、1位に輝きました。ロープウェイで千畳敷カールの絶景へ行ける手軽さが、タイパや映えを求めるニーズに合致。同様に、東北エリアでは「蔵王 熊野岳」が4位にランクインし、前年比10%増で躍進しました。

関東エリアでは「高尾山」が前年比20%増という圧倒的な強さで5年連続の1位となり、インバウンド需要の回復も要因の一つとなっています。上位の山はいずれも公共交通機関でアクセス可能で、ケーブルカーやロープウェイを備えた「筑波山」「御岳山」「大山(神奈川)」がランクインしています。

一方で、近畿エリアでは「金剛山」が圧倒的な活動日記数を誇り、5年連続の1位となりました。毎日登山の文化が根付く金剛山に加え、2位の「六甲山」、3位の「摩耶山」は、神戸の市街地からのアクセスが良く、夜景や自然を楽しめる「アーバンアウトドア」の象徴として、それぞれ前年比約10%の伸びを見せています。

このように、全国的には「手軽にアクセスできる低山」「絶景が楽しめる高山」という二つの軸で登山人気が高まっていることが分かります。

岡山・倉敷・総社エリアの魅力的な低山・絶景スポット

今回のランキングで福山が2位にランクインしたことは、岡山県の低山文化の豊かさを象徴しています。岡山・倉敷・総社エリアには、福山以外にも魅力的な低山や絶景スポットが数多く存在します。

岡山・倉敷・総社エリアのおすすめスポット

鬼ノ城(総社市)

標高約400mに位置する古代山城跡で、「日本100名城」にも選定されています。復元された西門からの眺望は圧巻で、総社平野や瀬戸内海まで見渡せます。全長約2.8kmの城壁が残る歴史ロマンあふれるスポットで、軽装でハイキングが楽しめます。

鷲羽山(倉敷市)

標高133mと低山ながら、瀬戸大橋を一望できる絶景スポットとして知られています。瀬戸内海国立公園の代表的な景勝地で、特に夕暮れ時の景色は「日本の夕陽百選」にも選ばれています。アクセスも良好で、短時間で絶景が楽しめる「タイパ」の良さが魅力です。

操山(岡山市)

岡山市街地に近い標高169mの低山で、市民の憩いの山として親しまれています。複数のハイキングコースが整備されており、山頂からは岡山市街や瀬戸内海が一望できます。四季折々の自然が楽しめ、都市近郊の「アーバンアウトドア」の好例です。

吉備路サイクリングロード

総社市から岡山市にかけて整備されたサイクリングロードで、古代吉備文化の史跡を巡りながら自然を満喫できます。備中国分寺の五重塔、造山古墳、吉備津神社など、歴史的な見どころが点在し、平坦な道が続くため家族連れにも最適です。

木村

木村: 特に鬼ノ城は、全国的にはまだ知名度が低いかもしれませんが、歴史と絶景が同時に楽しめる素晴らしいスポットです。福山のように、もっと多くの人に知ってもらいたい岡山の宝がたくさんあります。YAMAPのようなアプリで活動記録をシェアすることで、地域の魅力発信にもつながりますね。

登山アプリYAMAPの機能と活用法

YAMAPは、電波が届かない山の中でも、スマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかる、登山を楽しく安全にするアプリです。山行の軌跡や写真を活動記録として残したり、山の情報収集に活用したり、全国の登山好きと交流したりすることもできる、日本最大級の登山・アウトドアプラットフォームです。

2024年10月の登山アプリ利用者数調査(App Ape調べ)で1位を獲得し、2025年11月には累計540万ダウンロードを突破しました。

YAMAPの主な機能

  • オフラインでも使える地図とGPS – 電波が届かない山中でも現在地が確認できる
  • 活動日記の作成・共有 – 山行の記録を写真付きで残し、他のユーザーと共有できる
  • 登山計画の作成 – 事前に登山計画を立て、家族や友人と共有できる
  • 山の情報収集 – 他のユーザーの活動日記から、リアルタイムの山の状況を確認できる
  • コミュニティ機能 – 全国の登山好きと交流し、情報交換ができる

YAMAPを運営する株式会社ヤマップは、福岡市に本社を置き、「地球とつながるよろこび。」を企業理念に掲げています。登山アプリの運営に加え、登山・アウトドア用品のセレクトオンラインストア「YAMAP STORE」、日常もアウトドアも補償する「YAMAPアウトドア保険」の販売、登山文化をつくるメディア「YAMAP MAGAZINE」の運営、自然特化型のふるさと納税ポータルサイト「YAMAPふるさと納税」の運営など、山・自然を軸とした総合的な事業を展開しています。

このようなプラットフォームの存在は、登山文化の普及と安全登山の推進に大きく貢献しており、今回の「登られた山ランキング」も、全国の登山トレンドを可視化する貴重なデータとなっています。

まとめ – 福山のランクインが示す岡山の低山文化の魅力

YAMAP「登られた山ランキング2025」では、全国的に「手軽にアクセスできる低山」「ロープウェイで行ける絶景の高山」という二極化が明確になりました。「タイパ」重視のライフスタイルや「SNS映え」を求めるニーズが、登山のスタイルにも影響を与えています。

中国エリアにおいて、岡山県の福山が2位にランクインし、前年比109.1%の伸びを示したことは、地域に根ざした低山ハイキング文化の豊かさを物語っています。福山の巨岩展望台から望む景色は、多くの登山者を魅了し続けています。

岡山・倉敷・総社エリアには、福山以外にも鬼ノ城鷲羽山操山など、魅力的な低山や絶景スポットが数多く存在します。これらのスポットは、いずれも短時間でアクセスでき、気軽にアウトドア体験ができる点が共通しています。

また、YAMAPのような登山アプリの普及により、これまで知られていなかった地域の名山が注目を集めるようになり、地域振興や観光促進にもつながっています。活動日記の共有機能は、リアルタイムの山の情報を得られるだけでなく、地域の魅力を全国に発信するツールとしても機能しています。

木村

木村: 今回の福山のランクインは、岡山の低山文化が全国的に評価されている証だと感じます。3つのポイントを押さえておきましょう。

①アクセスの良さ – 都市近郊で気軽に登れる山が人気
②絶景とタイパ – 短時間で満足度の高い体験ができることが重要
③情報発信 – YAMAPなどのアプリを活用した地域の魅力発信が効果的

岡山・倉敷・総社には、まだまだ知られていない素晴らしいスポットがあります。ぜひ実際に足を運んで、その魅力を体感してみてください。そして、YAMAPで記録を残して、全国に岡山の魅力を発信していきましょう!

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