週1営業の間借りカフェが実店舗化、倉敷美観地区に新たな「映え」スポット誕生
倉敷美観地区の東町エリアに、季節のフルーツを使った華やかなスイーツが楽しめる新しいカフェが誕生します。「カフェ ポメロ」は、2025年1月から倉敷市西中新田の「彩りカフェ 花音」で週1営業の間借りカフェとしてスタートし、わずか1年でSNSを中心に高い人気を獲得。その華やかなフルーツスイーツと愛らしい動物モチーフのメニューが支持され、2026年1月15日(木)にグランドオープンを迎えることになりました。
店主は、元フルーツカフェの店長という経歴を持ち、メニュー考案から仕込み、接客、SNS運用まで、ほとんどの業務を1人でこなしてきました。「水曜日は仕事が!」という声に応えるべく、週1営業から常営業へと移行することを決意。初期投資を抑えながら顧客基盤を築き、実店舗化を実現した好例と言えるでしょう。
木村: 間借りカフェから1年で実店舗化というスピード感は素晴らしいですね。倉敷市内でも同様の成功事例が増えており、初期投資を抑えながら確実に顧客を掴んでいく戦略は、新規出店のモデルケースになります。美観地区という観光地での出店は集客力も見込めますし、岡山のフルーツ文化を活かしたメニュー展開も地域性を打ち出せている点で評価できます
店舗詳細とアクセス
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 店舗名 | カフェ ポメロ(cafe Pomelo) |
| 所在地 | 岡山県倉敷市東町2-24 |
| グランドオープン | 2026年1月15日(木) |
| プレオープン | 2025年12月末予定 |
| 定休日 | 火曜・水曜(予定) |
| @pomelooo_cafe |
新店舗が位置する倉敷市東町2-24は、美観地区の東側に位置し、倉敷中央病院やグンゼスポーツ、倉敷アイビースクエア方面へとつながるエリアです。美観地区の中心部とは異なる、静かな趣を感じられる場所として近年注目を集めています。
周辺には「士水」「美観地区一棟貸し 泊葉 -HAKUHA-」「甘栗家マルロク 倉敷美観地区店」「虹色商店」といった個性的な店舗が点在しており、新たな魅力エリアとして発展しつつあります。
倉敷美観地区は令和4年度に約232万人(倉敷市全体の観光客の約6割)が訪れる岡山県を代表する観光地であり、休日は混雑が予想されます。東町周辺には複数の予約制駐車場やコインパーキングがありますが、事前の駐車場確保がおすすめです。
季節のフルーツを贅沢に使った華やかなスイーツメニュー
カフェ ポメロの最大の魅力は、季節の旬のフルーツを贅沢に使ったスイーツです。岡山県は「フルーツ王国」として白桃、マスカット、ピオーネなどの名産地として知られており、地元の新鮮なフルーツを味わえるのも大きな魅力となっています。
主要メニュー紹介
- 初夏のフルーツパフェ: メロンをはじめとした季節のフルーツがたっぷり盛られた、見た目にも華やかなパフェ。クリームの甘さとフルーツの爽やかさが絶妙なバランスで調和しています。
- チェリーのミニチーズケーキとミニタルト: とろけるような食感のチーズケーキに、手作りのくまクッキーを添えたプレートデザート。動物モチーフは間借り先である「彩りカフェ 花音」の可愛らしいインテリアに合わせて考案されたもので、お客さんからの反響も大きいとのこと。
- もこもこコーヒー: 甘いアイスコーヒーに、もこもこの生クリームとアーモンドソースをトッピング。コーヒーのほか、ほうじ茶ラテやフレッシュジュースもあり、コーヒーが苦手な方でも楽しめます。
- いちごパフェ、桃パフェ: 季節ごとに旬のフルーツを使ったパフェが登場。岡山の新鮮なフルーツの魅力を最大限に引き出しています。
すべてのメニューは加藤さんが手作りしており、数に限りがあるため、Instagramのダイレクトメッセージでの取り置きがおすすめです。また、ワンドリンク制のため、ケーキを注文する際はドリンクの注文も必要となります。
木村: 岡山県が誇るフルーツを活かしたメニュー展開は、地域資源を最大限に活用した好事例です。「フルーツ王国」としての岡山のブランド力を、観光客にも地元民にも訴求できる内容になっています。SNSでの視覚的な訴求力も高く、インバウンド需要の回復も見据えた戦略として評価できますね。
倉敷市のフルーツカフェ・間借りカフェトレンド
カフェ ポメロの実店舗化は、倉敷市で近年見られる2つのトレンドを象徴しています。
フルーツカフェの人気拡大
岡山県の温暖な気候と豊かな自然は、高品質なフルーツ生産を支えています。倉敷市内でも「くらしき桃子」(美観地区に5店舗)や「倉敷フルーツヴィレッジ」(玉島八島)、「パーラー果物小町」(くらしき宵待ちGARDEN内)など、旬のフルーツを使ったスイーツを提供するカフェが人気を集めています。
これらのカフェは、地元産フルーツの魅力を伝える役割を果たすとともに、観光客にとっても「岡山らしさ」を体験できる重要なスポットとなっています。
間借りカフェから実店舗化への成功モデル
倉敷市では、「カレーとコーヒーのお店774(ナナシ)」のように、間借りカフェとして人気を博した後、実店舗を構えるケースが増えています。この手法には以下のようなメリットがあります:
- 初期投資を大幅に抑えながら事業を開始できる
- 週1営業などで市場の反応を確認しながらメニューや運営を改善できる
- SNSを通じて顧客基盤を構築できる
- 実店舗化の際に確実な需要が見込める
カフェ ポメロも、週1営業から始めて徐々に営業日を増やし、約1年で実店舗化を実現した好例です。加藤さんのように1人で運営する場合でも、段階的に事業を拡大できるモデルとして、今後の飲食店開業の参考になるでしょう。
美観地区東町エリアの発展と観光動向
新店舗が位置する東町エリアは、美観地区の中心部からやや離れた静かなエリアですが、近年個性的な店舗が増加しており、新たな魅力スポットとして注目を集めています。
周辺の注目店舗
- atelier & salon はしまや: 築150年の米蔵を改装した隠れ家的カフェ。古民家の梁を活かした独特な空間で、地元民にも人気
- 士水: 町家を生かした茶屋。朝ごはんメニューが人気
- harel CAFE+: 2025年10月11日オープン。阿智神社のある鶴形山の中腹に佇む現代の茶店
- MATCHA STAND KURASHIKI: 2025年9月オープン。自分で抹茶を点てる体験ができるお茶スタンド
倉敷市は「くらし・き・になるエリアプラットフォーム」という官民連携組織を通じて、美観地区とその周辺地域の持続可能な未来ビジョンを策定しています。歴史的都市環境を継承しながら、観光と暮らしが共存する街づくりを目指しており、東町エリアはその重要な拠点の一つとなりつつあります。
観光客数の回復とインバウンド需要
倉敷美観地区は、令和4年度の統計によると約232万人の観光客が訪れており、倉敷市全体の観光客(約336万人)の約6割を占める岡山県を代表する観光地です。
コロナ禍で一時落ち込んでいた観光客数は回復傾向にあり、2025年4月〜10月の外国人宿泊者数は前年同期比58%増の約3万6千人に達するなど、インバウンド需要も順調に回復しています。大阪万博や瀬戸内国際芸術祭の効果も相まって、今後さらなる観光客増加が期待されています。
このような観光地としてのポテンシャルの高さが、カフェ ポメロのような魅力的な飲食店の開業を後押ししていると言えるでしょう。
まとめ:岡山のフルーツ文化を発信する新たな拠点として
週1営業の間借りカフェからスタートし、わずか1年で実店舗化を実現する「カフェ ポメロ」。加藤菖さんが一人で手掛ける季節のフルーツスイーツと愛らしい動物モチーフのメニューは、SNSでも話題を集め、多くのファンに支持されてきました。
美観地区の東町エリアという、中心部からやや離れた静かな場所に新たな魅力を生み出す存在として、また、倉敷のフルーツカフェ文化を盛り上げる一店として、2026年1月15日のグランドオープンが待ち遠しい限りです。プレオープンは2025年12月末を予定しており、最新情報は公式Instagramで確認できます。
なお、間借り営業を続けてきた「彩りカフェ 花音」(倉敷市西中新田467-11)での営業も継続されるため、両方の店舗で異なる雰囲気を楽しむことができます。美観地区散策の際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
木村: カフェ ポメロの事例は、地域資源を活かした事業展開と、段階的な成長戦略の両面で優れたモデルです。岡山のフルーツという明確な強みを活かし、SNSでの発信力を高め、確実に顧客を掴んでから実店舗化するという流れは、リスクを最小限に抑えた賢い戦略と言えます。倉敷美観地区の新たな魅力スポットとして、観光客だけでなく地元の方々にも愛される店になることを期待しています。岡山・倉敷エリアの魅力発信に貢献する存在として、今後の展開が楽しみですね。



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